内部管理責任者

最終更新日:2014/11/22

内部管理責任者、いわゆる「ないかん」のまとめページです。金融機関の社員しか受験できない資格です。

試験の概要

内部管理責任者試験
内部管理責任者は、略して「内管(ないかん)」と呼ばれている資格です。試験ではコンプライアンスの基礎知識について問われます。具体的には、各支店が法令や規則に従って適切運営されていることを管理・監督する役職のための知識が試験範囲となります。

内部管理責任者は管理職に必須
協会員(銀行や証券会社など)は業務を行う単位=営業所ごとに、この資格の保有者を管理者として設置することが義務づけられています。(「営業所」というのは、銀行や証券会社では「支店」と呼ばれていることが多いですね。)実際には、「内部管理責任者」は支店長が任命されるわけではなく、各支店の総務部門の管理職(総務課長など)が内部管理責任者に任命されます。各店舗に一人だけいる人で、営業部門のトップ(支店長)などが法令に遵守した営業活動を行っていることを確認、けん制する役割を担っています。

昨今、証券業界でありがちなインサイダー取引や勧誘のやり方など、この資格の出題範囲は、証券業界では必須、最重要の知識となっていますので、管理職や管理者を目指すかどうかは別として、証券業界で職に就いているのであれば、自覚を持って受験するようにしましょう。

また、たいていの証券会社では、実際に内部管理責任者に任命されるかは別として、一種二種と同じく「持っていてあたりまえ3点セット」に分類されていますので、若手のうちに取得することが多いです。さっさと取ってしまいましょう。

この資格の実際

148 :名無しさん:2010/06/12(土) 21:01:55 0

日証協の規則では国債や投信を売る店舗には
必ず営業責任者、内部管理責任者を配置しなければならないことになっている。
通常は支店長=営業責任者、事務方管理職=内部管理責任者に任命される。
内管試験の受験資格は1種合格が要件となっている。
管理職になるまでに内管試験受かってないと人事が困るかもしれん。

50 :名無し検定1級さん:2011/06/01(水) 21:12:10.42

この資格マイナーすぎるんだよ

51 :名無し検定1級さん:2011/06/16(木) 23:26:48.60

マイナーも何も、業界の内部資格だからねぇ。
一般開放されているⅡ種ですら、金融志望の学生・転職希望者以外、
一般受験者がほとんどいないのに。

受験資格

内部管理責任者の受験資格は、一種外務員試験を持っていることです。受験は、所属の金融機関を通して申し込みます。ですので、受験できるのは、一種外務員を持っていて、所属の金融機関から申し込める人だけです。社内での申込み資格もありますので、まずは、それをクリアしましょう。

難易度と学習法

合否判定基準
500点中350点(7割)で合格
出題形式
合計50問(マルバツ25問、4択問題25問)

合格率は8~9割です。
ですが8割受かる簡単な資格というわけではなく、それなりに意気込みのある人しか受験しないので、落ちる人が少ない、ということです。ふつう、内部管理責任者を受験するような人は、何回も受験することを前提に試験勉強はしません。また、合格率が高いもうひとつの理由は、不合格になると30日間、受験を制限されることです。次の30日間、暗黙のプレッシャーに耐えつつ、仕事の合間に勉強するぐらいなら、一回で合格したほうがよいです。

勉強法
一種試験までをクリアしている方なら、今までと同じ方法で学習を続けましょう。ただし、コンプライアンスや規制ルールが中心=今までよりさらに暗記中心になりますので短期決戦型の学習スタイルがよいでしょう。長引かせると、最初に覚えたことを忘れていくだけです。

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